・ロッシーニ : 歌劇「ウィリアム・テル」序曲
・プロコフィエフ : 交響曲第1番ニ長調「古典」
・チャイコフスキー : 交響曲第5番ホ短調
アンコール
・ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
指揮 : ヴァレリー・ゲルギエフ
ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
(2011年1月4日、アラブ首長国連邦・アヴ・ダヴィ、エミレーツ・パレス・オーデトリウム)
・特典映像:ショルティの展望~ワールド・オーケストラ・フォア・ピース結成15周年~
※リージョンフリーDVD
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2011年1月にアブダビ(アラブ首長国連邦)で開催された演奏会の映像。アブダビ音楽芸術財団主催によって開かれた特別演奏会に、ワレリー・ゲルギエフ率いるワールド・オーケストラ・フォー・ピース(WOP)が招かれました。
WOPは1995年ゲオルク・ショルティによって創設。1992年にチャールズ皇太子とダイアナ元妃主催で開かれたショルティ80歳記念演奏会がきっかけとなり結成されました。「音楽が持つ、平和の使節としての特別な力」を提唱し、ショルティのもとに世界中から優秀な音楽家が集まり、2010年には、ユネスコの音楽親善大使に任命されました。1997年ショルティ逝去後ゲルギエフが指揮を務めています。
プログラムは「ウィリアム・テル」序曲に始まり、プロコフィエフの交響曲第1番、メインはチャイコフスキーの交響曲第5番、アンコールにJ.シュトラウスの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」という構成。
標題通り古典的で簡潔明快な様式美を示す、新古典主義の先駆的な作品であるプロコフィエフ第1番。ゲルギエフのスピード感のあるスリリングの演奏が、随所にみられるプロコフィエフの個性を引き立てています。
あらゆる感情を表出した情念と後期3つの交響曲の中で最も劇的なチャイコフスキーの第5番。ゲルギエフはこれまで録音でも演奏会でも多くこの作品を取り上げ、熱演を聴かせてきましたが、ここでは音楽の激しいダイナミズムを表現しつつも華麗な演奏ぶりでアブダビの聴衆を高揚に導いています。
(キングインターナショナル)